アメリカの小学校に転入するために必要な予防接種

小学校転入準備

お子さんも一緒にアメリカに行く場合、気になるのは予防接種のことではないでしょうか。我が家も、アメリカ・マサチューセッツ州の公立小学校に転入するにあたって、すでに受けている予防接種で足りているのか不安だったのですが、調べてみると意外なことがわかりました。それは、

任意接種(自己負担)も含めて接種していれば、アメリカに行くために追加で必要になる予防接種はほとんどない(ポリオ4回目を除く)

ということです。

※ただし、素人の調査ですので渡航前に必ずご確認を!! また、今回調べたのは6歳までで、それより大きい子たちの予防接種については調べていません。

今回は、アメリカで求められている予防接種(CDCが推奨する予防接種)と、日本で推奨されている予防接種を比較してみたいと思います。

アメリカ・日本 予防接種比較

以下、アメリカの推奨予防接種は、CDCウェブサイト「Recommended Vaccinations for Infants and Children, Parent-Friendly Version」を、日本の推奨予防接種は「Know VPD! – ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る」ウェブサイトの「予防接種スケジュール」を参考にしています。

ワクチン・予防する病気アメリカ推奨スケジュール日本推奨スケジュール備考
HepB・B型肝炎 (Hepatitis B)3回(生後すぐ、1-2か月、6-18か月)3回(2か月、3か月、7-12か月)定期接種
RV・ロタウイルス(Rotavirus)2回(2か月、4か月)
※種類によっては3回
2回(2か月、3か月)
※種類によっては3回
定期接種
※マサチューセッツ州小学校では必須ではない
DTaP / DTP / 三種混合・ジフテリア、百日せき、破傷風(Diphtheria,
Pertussis, & Tetanus)
※日本では四種混合に含まれる
5回(2か月、4か月、6か月、15-18か月、4-6歳)四種混合 4回(2か月、3か月、4か月、12-20か月)
三種混合 1回(5-7歳)
四種混合は定期接種
三種混合(5-7歳)は任意接種(自己負担)
Hib・ヒブ(Haemophilus
influenzae type b)
3回(2か月、4か月、12-15か月)
※種類によっては4回
4回(2か月、3か月、4か月、12-20か月)定期接種
小児肺炎球菌(13価結合型) / PCV13(Pneumococcal disease)4回(2か月、4か月、6か月、12-15か月)4回(2か月、3か月、4か月、12-16か月)定期接種
※アメリカではPCV15も許容されている??
※マサチューセッツ州小学校では必須ではない
IPV / ポリオ(Polio)
※日本では四種混合に含まれる
4回(2か月、4か月、6-18か月、4-6歳)四種混合 4回(2か月、3か月、4か月、12-20か月)四種混合は定期接種
※マサチューセッツ州小学校では4歳の誕生日よりあとに受けた4回目接種じゃないと認められない→4歳以降に自己負担で追加接種必要
MMR(Measles,
Mumps, & Rubella)
※日本ではMR(麻しん風しん)+おたふくかぜ
2回(12-15か月、4-6歳)MR: 2回(12か月、年長)
おたふく: 2回(12か月、3-7歳)
MRは定期接種
おたふくかぜは任意接種(自己負担)
※日本ではおたふくの2回目はかかったことのない人に推奨
水痘(みずぼうそう)/ Varicella (Chickenpox)2回(12-15か月、4-6歳)2回(12か月、15-24か月)定期接種
HepA・A型肝炎 (Hepatitis A)任意で2回(12か月、18-23か月)なし
※渡航ワクチンとして相談
※マサチューセッツ州小学校では必須ではない
日米予防接種比較

こうしてみていくと、任意接種を含めて受けていれば、アメリカに行くにあたって改めて必要になる予防接種はほとんどないことがわかります。また、日本でも以前は任意接種だったワクチンが次々に定期接種に組み込まれてきており、任意接種(自己負担)で必要になるのも意外と少なくて、今回調べた限りでは以下の通り。

  • 三種混合の追加(4-7歳)
  • おたふくかぜ
  • (ポリオの4回目(4歳以降の接種必要? 要確認))

任意接種を受けていなかったー、という方は、予防接種と予防接種の間に4週間あけなくてはいけない場合もあると思うので、早めにかかりつけのお医者さんに相談するのがよさそうです。

以上、参考になれば幸いです。

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