来たぞ!アメリカ

アメリカ暮らし

構想2年、まだまだずーーっと先と思っていたアメリカ行きですが、最後の数か月は嘘のように早く時間が流れ、あっという間に出発の日に。1年後に元の住所に戻ってくるということが決まっているので、涙なみだの別れもなく、「また来年会おうね!」とそれぞれのお友達と笑顔でバイバイして、家族4人(渡米時は夫も同行してくれた。大人が2人いなかったらいろんなことが絶対に無理でした…)で5つのスーツケースを引きずって飛行機に乗り込みました。

フライト

心配していた12時間のフライトでしたが、子どもたちはご機嫌で映画やアニメを見てくれ(日本の航空会社だったので、ドラえもんとかクレヨンしんちゃんとか、普段見慣れているアニメがあった)、お子さまランチ(※)に興奮し、4人横並びで席を取っていたので、子どもたちは狭いながらもなんとか横になって眠り、大きな困難なく到着することができました。

JALのチャイルドミール、本当にかわいいです。子どももだけど、親も興奮。お子さまランチも含め、特別食にしておくと、普通の食事よりも前に配られるので、子どもたちはゆっくり食べることができて、それもよかったです。大人の食事のタイミングだと、配膳からお片付けまでの時間が短くて、けっこうバタバタするので。お子さん連れで搭乗されるときは、チャイルドミールの事前予約をお勧めします。

ホテル滞在~生活の立ち上げ

到着して3泊はホテルを取ってました。初日は夜到着だったので、実質2日でもろもろ準備して家に移ろうという計画でしたが、あまりにも家ががらんどうで(我が家は事前に荷物は送らず、スーツケースだけで渡米しました)、まだ生活できないだろうというので、1日延泊。時差ぼけやフライトの疲れもある中での生活立ち上げになるので、余裕を持って計画されることをお勧めします…。

ついてからの我が家のスケジュールは以下のような感じ。

  1. 初日(木曜日):夜に到着、ホテルチェックイン
  2. 2日目(金曜日):レンタカー借りる。お家の鍵の引き渡し。銀行口座の開設(以降、週末にかけて上限の1日100万ずつ日本から送金し続ける)。小学校の転入手続き(オンラインでフォームの記入と書類の提出)。Amazonで事前に注文していたマットレスの受け取り。
  3. 3日目(土曜日):IKEAで家具の買いだし。TargetとT.J.Maxxで日用品の買い出し。中古車サイトでよさげなトヨタを発見、ディーラーに連絡。
  4. 4日目(日曜日):ホテルチェックアウトのはずだったが、1日延泊決定。家に行って、IKEAの家具の組み立て。家の近所のスーパーで、日用品と食料の買い出し。Amazonでももろもろ発注。
  5. 5日目(月曜日):ホテルチェックアウト。中古車屋さんに行って、車の購入契約、頭金(5,000ドル)払う。銀行に行って、車の残金分のBank Check(日本といろいろ送金の手続きが違って、よくわかりません…。また別途記事にしたい)を出してもらう。引き続きIKEAの家具の組み立て。スーパーで日用品の買い出し。レンタカー屋さんで、家具購入用に借りていたバンを返却し、普通の乗用車に代えてもらう。
  6. 6日目(火曜日):ようやく家でちょっとしたサンドイッチが作れるように! なんといっても外食しかできないのがつらかったので、これでほっと一息。自動車保険の手続き。小学校転入手続きで書類に不足があったと連絡が来たので、その追加提出。
  7. 7日目(水曜日):教えてもらった日本食スーパーに。料理酒・みりん等をゲット!
  8. 8日目・9日目:ちょっと一息。ボストンエリアに遊びに行く。

いのいちばんに必要なもの

ホテルから家に移るにあたって、無いと無理だったのは、

  1. マットレス
  2. シャワーカーテン
  3. トイレットペーパー

の3点です。特に2のシャワーカーテンは日本では使っていなかったので盲点で、だけどシャワーカーテンがないとお風呂に入れないじゃん…となり、急遽買いに行きました。

アメリカは、州によって違うのかもしれませんが、ボストン近郊では家具はないのが一般的で、その代わり、冷蔵庫・レンジ・ガスコンロ・オーブンといったキッチン周りの家電は備え付けになっている場合が多いようです。また、洗濯機も、共用の場合もありますが、最初から用意されていることが多いみたいです。

上記の1~3以外にも、テーブルや椅子が必要になります。家にきて最初の頃は、床に座って、帰国する日本人ご家族からいただいた子ども用の小さいちゃぶ台でごはんを食べたりしましたが、やっぱり椅子とダイニングテーブルを組み立てるとQOLが爆上がりしました。椅子、大事。

マットレス、ベッド事情

マットレスは、Amazonで購入すると、小さく圧縮されて段ボールで届きます。アメリカのAmazonで、「Mattress in a box」で検索すると、様々な大きさ・厚さのマットレスが出てきます。

我が家は1年だけの滞在なので、ベッドフレームは買わず、マットレスだけで過ごしています。一番薄い部類に入る6インチ(約15センチ)で、ツインサイズをひとり1枚買って寝ていますが、全然快適です。

一般のアメリカのご家庭では、ツインサイズは高校生・大学生とかが使うものらしく、大人になるとクイーンサイズで夫婦で寝るものらしい。でも、大きくなればなるほど重いし、処分にも大変なので(キングサイズのマットレスは、バンでも乗らず、トラックを借りないと運べないらしい)、仮ぐらしの日本人家庭的には、ツインサイズの一番薄いマットレスで十分と思いました。

子どもたちの時差ぼけ

日本時間と、アメリカ東部時間(夏時間)との時差は、13時間。ほぼ真反対になります。

日本時間の夕方に離陸して、飛行機の中で狭いながらもどうにか眠り、ついたらそこはアメリカの夕方、という不思議な状況で、子どもたちがどう適応するか心配しましたが、着いた先のホテルではフライトの疲れもあり、遅い夕食からかえってきた22時過ぎから4時過ぎくらいまでは寝てくれました。

その翌日からがちょっと大変で、アメリカ時間の夕方、日本時間だと、徹夜明けの明け方くらいの時間帯から、強烈な眠気が襲ってくるみたいです。18時過ぎに夕食を取っていると、たいがい子どもたちは食べながら寝るか、食べずに寝ていました。

時差ぼけの眠気というのは通常の眠気とは違って抗いがたいものがあるようで、もうすぐ9歳になる上の子が、食べながら椅子から転げ落ちそうになったり、歩きながらも寝ようとするのには困りました。もう大きくて抱っこもできないし…。

夕食から帰ると、歯磨きもしないで勝手にベッドに行って寝てしまうので、寝ているところを無理やり歯磨き。それ以降、19時就寝→4時起床からスタートして、19時→5時、20時→5時、20時→6時、21時→6時、みたいな感じで徐々に日本での生活リズムに近づいていき、到着から5~6日後にはすっかり時差ぼけは解消されました。

子どもたちの反応

上でも書きましたが、なんといってもつらかったのは食生活。ホテル暮らしで外食しかできなかったときは、例えば中華屋さんでラーメンを頼んだと思ったら焼きそばが出てきちゃったり(それはそれで大人は美味しかったけど、子どもたちは気に入らなかった様子)、タイ料理屋さんで今度こそラーメンらしきものが!と思って頼んだらエスニックな味がして子どもたちは食べなかったり。

見た目から想像する味とは違う味がするので、子どもたちは食べ物に対して臆病になってしまって、特に超・食わず嫌いの下の子は、「もうごはん食べたくない…」と泣いていました。

また、外食が続くのと水が硬水になったのとで、おなかの調子が悪いのも続いていました。

そんなときに救いの神になったのが果物と、Subwayのサンドイッチ。

果物はアメリカではけっこう安く手に入って、ホテルの朝食などにも置いてあります。特に、日本ではこの時期食べられないイチゴがあって、イチゴ大好きな次女は大喜びでした。

Subwayは、私も夫も海外出張に行くたびお世話になるくらい好きなのですが、ここのハムのおいしさに次女が気づいてくれ、ようやくアメリカで最初の「美味しい~~」を聞くことができて心からほっとしました。

家の環境が少しずつ整い、簡単な自炊ができるようになってからは、子どもたちもずいぶん落ち着いて、「たまごサンドが食べたいな~」と言えばたまごサンドが出てくるという状況に安心したようです。やっぱりごはんは大事。早めに自炊できる環境を整えることが大切ですね。

まずは渡米直後のレポートでした。

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