そもそものはじまり

留学準備

アメリカ赴任か、出張か

我が家は、夫ひとりに妻(しめじ)ひとり、娘がふたりという家族構成。子どもが小さいうちに、短期間でもどこか海外で暮らせたらいいね、と話していました。

そんななか、夫の会社がアメリカでの事業開始に向け、動きはじめた!

これは、アメリカ赴任の可能性あるんじゃない?? などと、ふたりで盛り上がっていたのですが…

日本の事業所で、すでに管理職として欠かせないポジションになっていた夫。どうも会社は、ひと月からふた月に一度の出張で対応しようとしている、という話がつたわってきた。

その後も何度も「アメリカ赴任になるかも!」「やっぱり出張しかさせてもらえないかも…」を繰り返し、喜びと落胆を行ったり来たりでだんだんと消耗してきた私。ある突然ひらめきました。

私が留学しちゃえばいいんじゃない??

このときすでに40歳目前。フルタイムの仕事とふたりの娘の子育て(社畜の夫は戦力外!)で目の回るような生活をしていたしめじの、一世一代の決断でした。

ビザって、なに?

留学経験のないしめじ。「アメリカに行く! むすめたちとアメリカで暮らす!」と決めたけれど、いったい何から始めたらいいのか、まったくわかっていませんでした。

どうも、アメリカで3か月以上滞在するのであれば、「ビザ」なるものが必要になるみたいだぞ、ということを探りあて、調べてみたら、たくさんの種類が! →別の記事でまとめますね。

さらに、「●●を勉強したい!」「このスキルをアメリカで磨きたい!」というモチベーションがなく、単に「アメリカで暮らしてみたい!」という不純な動機でスタートしたアメリカ留学なので、どんな学校を選ぶのか、はたまた仕事を探すのかも白紙状態。何もかも手探りで、ネットの海の中から自分に関係ありそうな情報を拾い出す日々が続きました。

コミュニティ・カレッジという選択

最初は、大学や大学院を中心に検討していた私。しかし、英語能力はさることながら、大学入試に必要な教科能力を準備する気力も時間も40目前の、目の回るような生活をしている私にはありません。また大学院は、当然ながら大学で学んだことの続きとして入学するわけですが、私が20年ほど前に通っていたのは人文系の学科(哲学とか、宗教とか)で、当時は好きだったけれど、忙しい生活を送るうち、難しい文章をじっくり読んで先人の智慧に触れて感動する、みたいな崇高な精神はすっかり失われてしまい、そちらも魅力ある選択肢ではありませんでした。

そんななか見つけたのが、「コミュニティ・カレッジ(Community College)」。

日本の教育制度の中でたとえるのは難しいのですが、大学が4年制なのに対してコミュニティ・カレッジは2年制であることから、「短大」が近いかもしれません。が、コミュニティ・カレッジは高校を卒業した若者ばかりではなく、キャリアアップや転職のために必要な知識を学びに来る大人や、向学心旺盛なお年寄りも通ってくるそうです。

そして、何よりも大学・大学院と違うのは、原則として全入であること。

大学・大学院は学力や履歴によって選考がありますが、コミュニティ・カレッジは地域の人々に広く教育の機会を与える、という理念で作られていることから、原則として選考は行わず、応募があれば全員入学できる、という仕組みになっています。

(ただし、医療系など一部の学部では選考を行っているケースもあるみたいです。また、留学生が受講できないコースもあったりするみたいです医療系・法律系・幼児教育など、免許に関わるような分野で、アメリカ市民じゃないと受講できない、という記述を見たことがあります)

しかも、学費が安い!!

アメリカの大学・大学院はとんでもなく高い、というイメージがあり、怯えていたしめじですが、コミュニティ・カレッジは大学・大学院に比べたら半分程度。

基本全入、学費もどうにかなるレベル。これならアメリカ、いけるかも?? とようやく一筋の光が見えたのでした。

コミュニティ・カレッジについても、また別の記事にまとめますね。

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