IELTS受験レポート

英語資格

今回はIELTS受験当日の様子について書きたいと思います。

申し込み・会場選び

IELTS受験(準備編):TOEFL vs. IELTS」でも書いたように、IELTSの主催団体は3つありますが、そのうちのBritish Council(英検と共同運営)とIDP(JSAFと共同運営)が日本国内での試験運用を行っているようです。

IELTSの運営団体を徹底比較!英検・JSAFの違いを解説します(English Innovationsウェブサイト)を参考にさせていただきました

細かな違いはあるのかもしれませんが、資格試験なので、運用方法等は厳格に定められているはずで、そんなに気にする必要はないんじゃないのかな?(違っていたらごめんなさい) 私の場合も、会場と日程と形式(ぺーパーか、コンピュータか)の条件が合うところをGoogle検索で探して申し込みました。

大阪は複数会場があるようですが(梅田近隣に集まっているようなので、間違った会場に行かないよう要注意!!)、私が選択したのはBritish Councilの公式テスト会場になっているUK PLUS

行き方がややこしくて、詳細な道案内をもらっていたにもかかわらず方向音痴な私は若干迷いましたが、特典としてラベルを剥がしてあるペットボトルのお水や、(がっつりIELTS対策講座の営業はされますが)ランチ代1,000円などもついていて、悪くない感じでした。試験運営をする女性スタッフの方々もとても気づかいが行き届いていて、受験生が気持ちよく試験に臨めるよう、温かく穏やかに接してくださいました。

当日の持ち物・服装・髪型

前の段落で、「ラベルを剥がしてあるペットボトルのお水」とあるのを見て、なんのこっちゃと思われたかもしれませんが、IETLSは試験会場に持ち込めるものが厳格に決まっていて、飲み物は「ラベルを剥がした無色透明の水のみ」と定められています。私の場合は会場側で用意してくれていましたが、用意がない場合には事前に準備しておきましょう。

忘れてはならないのがパスポート 試験当日に期限が切れていないかどうかも含め、しっかりと確認しましょう

また、パスポートのサインと同じサインをさせられる場面が何度かありますので、ローマ字のサインなのか、日本語のサインなのか、くらいは確認しておくと、慌てなくて済むかも。

公式サイトにはそのほかに、「えんぴつ・消しゴム」と書いてありましたが、私が受験した会場では、その場でボールペンが渡され、それをそのまま使いましたが、コンピュータ形式だったからなのかもしれません。ペーパーの場合はボールペンだとNGかもしれないので、事前によく確認してください。

それから、当日は証明書に添付する顔写真の撮影があります。その際、両方の眉が見えている状態でなくてはならないとかいう規定があるそうで、私はその場でヘアピンを渡され、おでこ丸出しにして写真を撮られました…。

服装について。私はとても暑い日の受験でしたが、試験会場は空調がききすぎていて、寒いくらいでした。羽織れるものを持っていって正解でした。逆に冬だと部屋の中は暑いのかもしれないので、温度調整のできる服装で行くことが大事です。

不正対策

飲み物の持ち込み規定の厳格さからもわかるように、不正対策はかなり厳しくやっているようです。

UK PLUSの会場では、スピーキング試験は試験官がその場におらず、画面越しでの試験でしたが、その部屋に入室する際は、つけていたマスクの裏側を見せるよう求められました。正直いい気持ちはしませんが、まぁ確かにマスクの裏にあんちょこを忍ばせようを思えばできるわな…。

また、スピーキングに限らず、試験会場に入室する際はボールペン・水・パスポート以外の持ち物をすべてロッカーに入れ、ポケットの中を空にするように求められ、その後金属探知機でチェックするほどの念の入れようでした。

IELTSは受験生の人生を左右する側面もあるので、不正は許さない、という強い思いがあるのでしょうね。不正を考えている皆さん(いないと思いますが)、たぶん無理だと思います…。

キーボードは英語版!

コンピュータ形式で受験をする方は薄々予感されているかもしれませんが、少なくとも私が利用した会場では、キーボードはUSキーボード(英語)でした

コロンやアポストロフィの位置が違うほか、Enterキーが小さく、目測を誤ることもあります(まぁ、英語を入力するときは漢字変換がないので、Enterキーはそんなに使わないのですが…)。心配な方は事前にUSキーボードの位置について確認しておくとよいと思います。

ちなみに私が利用した会場では、各ブースの壁にUSキーボードの配列について説明した紙が貼られていました。これはありがたかった! 私はUSキーボードを使ったのはこの時が初めてでしたが、試験中は特に支障なくタイピングできたので、わざわざ事前に練習まではいらないかもしれません。

リスニングの音声

リスニングの音声の聞こえ方は気になるところだと思います。コンピュータ形式の場合は、各自ヘッドフォンで聞くことができ、かつボリュームの調節も自分のコンピュータ上でできますので、その点不安が解消できます。

私はもともとそんなに神経質なほうではないので参考にならないかもしれませんが、実は私が受験した時期は選挙戦の真っ最中でして、梅田近辺はたくさんの選挙カーが走り回っておりました…。リスニング試験前の説明の時間帯に思いっきり選挙カーが来て大音声で何かを叫んでいったので、これはまずいかな、と思いましたが、リスニング本番中は幸い選挙カーが回ってこなかったのか、あるいはヘッドフォンをしていたので気が付かなかったのかもしれません。

いずれにせよ、何か気にかかることがあれば監督官に相談してみたらよいと思います。また、選挙期間中を避けて受験するのが無難かもしれません(笑)。

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