約1年半にわたって利用しているオンライン英会話サービス「CAMBLY」。前回は料金やレッスンプランについてお話しましたが、今回はCAMBLYの講師たちや、おすすめのレッスンの進め方について紹介しようと思います。
CAMBLYの講師たち
出身国はさまざま
CAMBLYは「100%ネイティブ講師」を売りにしていますが、一口で「英語ネイティブ」といっても講師はアメリカ人やイギリス人とは限りません。当然カナダやオーストラリア・ニュージーランド出身の人もいるし、南アフリカ、ジャマイカの人たちも英語ネイティブです。
また、出身は韓国だけど10歳の時にアメリカに移住した、という講師にもCAMBLYで出会ったことがあり、ネイティブまたはほぼネイティブの人達がCAMBLYの講師として採用されているようです。
居住国はもっとさまざま
おもしろいことに、私が出会うCAMBLYの講師たちのほとんどは、母国を出て別の国で住んでいます。最も多いのが、中南米に住んでいるアメリカ人・カナダ人の講師たち。ヨーロッパに住んでいるアメリカ出身講師もいます。
彼らの多くが、英語+スペイン語のように、多言語を話す生活をしています。その環境が、語学習得への興味や、われわれ英語学習者への共感につながるのかもしれません。
アクセント
CAMBLYでは、講師のアクセントごとにソートできるようになっています。
- 北米アクセント
- 英国アクセント
- オーストラリアアクセント
- その他のアクセント
と分けられていて、例えばオーストラリアでのワーホリを目指して英語を勉強しているような場合、オーストラリアアクセントの講師に限定してレッスンを受けることもできます。
北米アクセントはアメリカ・カナダ、英国アクセントはイギリス・南アフリカなど。ジャマイカは、イギリス領だっただけあってイギリス英語っぽい雰囲気はあるのですが、地理的にアメリカにも近いからか、ミックスな印象です(個人差もあるのかも)。
私は初期のまだちゃんと喋れない頃、偏りなく体験したいなと思って英国アクセントの講師を選んでみたところ、もの凄いイギリス英語で(あれがロンドン訛りというやつなのか??)、「What’s your name?」すらも聞き取れずに撃沈しました…。以来、しばらくは北米アクセントに限定して講師を選択していました。まぁ、アクセントの問題ではなくて結局は自分の実力不足だったわけですけれども…。
おすすめ教材
15分なり30分なりのレッスンは予約したけれど、いったい何を喋ろうか…。特に15分の場合はあっという間に過ぎてしまうので、講師が変わると毎回自己紹介だけで終了、ということになると思います。
自己紹介だけじゃなく、もっと幅広いトピックについて喋れるようになりたいわ、という場合は、CAMBLYのコースがおすすめです。
CAMBLYオリジナルコース
CAMBLYにはオリジナルのコース(カリキュラム)があり、自由に選択することができます。コースを選択していると、講師の画面上でテキストが開かれるようで、すっとカリキュラムの学習に入ってくれることが多いです。
CAMBLYのコースはこちら(CAMBLYウェブサイト)
コースの良いところは、ふだん自分では話題にしないトピックが扱われるので、自然に語彙や表現が広がること。レベルとしてはそんなに高いものを選んだつもりではなくても、「あ~、これ、どうやって英語で言うんだろう!」と、英語脳が鍛えられる感じがします。
ちなみに、CAMBLYを受講していると、カリキュラムを選ぶ前にレッスンで使う全スライドを見ることができるので、レベル感や自分のニーズにあったカリキュラムか確認できます。ただし、ひとたびカリキュラムの受講を開始すると、予習スライドしか見られなくなり、授業で使うスライドは授業中のお楽しみ、という状態になります。
オリジナル教材(Engoo Daily News)
CAMBLYのカリキュラムだけではなく、自分で選んだ教材でレッスンを進めてもらうこともできます。
その場合は、予約の際に「ノート」という形で講師にメッセージを送るのですが、講師によってはノート読んでいない場合もよくあって…。CAMBLYのカリキュラムと違って、講師の画面にノートが表示されるわけではないのか、ばーーっと雑談を始められて止める間もなくレッスン終了、という場合もあります…。そんなときにも折れずに、「ちょっと待って! 今日は読みたい記事があるの!!」と言える英語力と根性を身につけましょう。
ちなみに…。レッスン予約時に講師に送信する「ノート」ですが、予約後は見れなくなってしまいます。なので、講師に送った記事のタイトルとURLは、手元で控えておく必要があります。ノート、予約後も参照できるようになると便利なんだけどな…。CAMBLYさん、ご検討お願いします!
私はふだん、Engoo Daily Newsを愛用しています。さまざまな話題をカバーしたレベル別の記事と、ボキャブラリー、ディスカッションのテーマがついていて、とても使いやすいです。
気になるニュースを一緒に読んでも、英語力が十分でないときは、そこから会話を膨らませることができず、こちらも講師も困ってしまう、ということがあるのですが、Engoo Daily Newsならディスカッションのテーマが設定されているので、間が持つ、という点も助かります。
Engoo Daily NewsはCAMBLYの生徒さんたちはよく使っているらしく、Engooのリンクを送ると講師も「あー、Engooね」という感じで対応してくれます。
CAMBLYのシステム
オリジナル通話システム
CAMBLYのレッスンでは、SkypeやZoomではなく、オリジナルの通話システムを使います。そんなに頻繁ではないのですが、時々トラブルが発生します。
一度あったのは、講師がなかなか来ないなーと思ってメッセージを送ったら、「あれ、私ももう教室に入っているんだけど?」と返信がきて、お互いハテナがいっぱいに。お互いに何度も更新や再起動をして、15分くらいたってからようやく同じ空間で出会えることができた、というようなこともありました。
また、こちらでは講師の声も画面も問題ないのに、講師側で聞こえない、ということもありました。「今日はアジア方面の接続が悪いらしいのよ」と言っていたので、サーバで何かトラブルが起こっていたのかもしれません。
一番多いのは、講師サイドの接続が不安定で、声がよれたり画面が消えたりすること。中南米にいる講師も多く、また世界中を旅していて、宿からレッスンをしている講師もいたりして、環境がばっちり整っている人ばかりではなさそうです。
まぁいろいろありますが、1回こっきりのイベントというわけでもないので、「今日は残念だったけど次のレッスンは!」と気持ちを切り替えて臨むのがよいのかな、と思います!
講師や生徒の遅刻・ドタキャン・非承認
私はいつも早朝にレッスンを入れているので、時々寝過ごして遅刻したり、最悪なことにすっぽかしてしまったこともあります。今のところ、CAMBLYには生徒側のドタキャンに対するペナルティはないのですが、もちろん待っていてくれた講師には申し訳なく、寝坊しないように、レッスンを入れている日の朝はいつも緊張しています。
生徒側も講師側も、遅刻は10分までで、それ以上は待つ義務はなく、レッスンは不成立となります。生徒側は、レッスン時間(ミニッツ)は消滅せずにそのまま残ります(ただし週の切り替えのタイミングで振替が不可能な場合には、事務局に依頼すると追加ミニッツとして補填してくれます)。
また、講師側にはレッスンの承認・不承認というプロセスがあるらしく、予約画面で予約できたつもりでいても、「時間内に講師によるレッスン承認が行われませんでした」とメールが来て、レッスン予約が成立しない場合もあります。その他、講師から「急な予定が入ってレッスンできなくなった!」と連絡が入る場合も。お互い急な予定変更は仕方ないですが、もし何度も続くようなら事務局に相談すると講師に対する注意喚起などの対応を取ってくれます。
以前、QQ Englishでカランメソッドを受講したときには(いずれ記事書きますね)、フィリピンのオフィスに講師がきちんと集められていて、管理がきっちりしている様子でした。CAMBLYはそうではなくて講師と生徒の個人と個人の関係になるので、もやもやする出来事もたまにはありますが、おかしいと思ったら事務局にきちんと申し出ることが大事かと思います(もちろん日本語OKです!)。